パンダは中国にしかいないか?その理由は?返還しなければ?

2023-02-22 /
momoka
パンダは中国にしかいないか?その理由は?返還しなければ?

上野動物園のメスのジャイアントパンダ「シャンシャン」は今月21日に、和歌山県白浜町のテーマパークで飼育されているジャイアントパンダの「永明」など3頭は今月22日に、それぞれ中国に返還されます。

多くの人が手放したくないと感じます。

なぜパンダは中国にしかいないかと思っていませんか。

今回の記事では、パンダは中国にしかいない理由を紹介します。

パンダとは

パンダ (panda) は、ネコ目(食肉目)に属するジャイアントパンダ(クマ科)とレッサーパンダ(レッサーパンダ科)の2種の総称。熊猫(シュウマオ)とも。ただし単にパンダといった場合、ジャイアントパンダのことを指すことが多い。

ジャイアントパンダとレッサーパンダは食肉目に属しながらともに草食適応を果たした種であるが、Ledje and Arnason(1996a, b)の分子系統解析などにより両者は近縁ではないと結論づけられている[2]。中国を代表する動物だが、生息地は四川省の一部などと狭く、中国全土に生息しているわけではない。

なぜパンダって中国にしかいない?

パンダは、800万年以上前から地球上に存在し、フランスやハンガリーなどのヨーロッパから、ビルマやベトナムまで生存しています。 現在、ジャイアントパンダは中国の国宝となっており、世界233の国と地域の中で、なぜ中国だけがジャイアントパンダを飼っているのか、気になるところですよね。 ジャイアントパンダはその長い歴史の中で、どのような経験をしてきたのでしょうか。

考古学者によると、古代、パンダは主に中国の中南部で見られ、当時は北は北京から南はビルマ、ベトナム北部まで幅広い環境で最盛期を迎え、その生息地は外に向かって広がっていました。 当時、パンダは中国だけでなく、遠くヨーロッパのフランスやハンガリーの森にも生息していた。 太古の昔、ジャイアントパンダは肉食動物でもあり、サーベルタイガーやサーベルエレファント、北京原人や南方類と共存し、その強さで一帯を支配していた可能性があるのです。

しかし、この後、大陸の氷冠が膨張・厚くなり、海水面の低下や大規模な氷河などの自然環境の激変、気温の低下が長期化し、地球上の生物の大半が悲劇的に絶滅する「第四紀大氷期」が訪れるとは誰も想像していなかっただろう。 サーベルタイガーやサーベルエレファントなど、当時の動物相の大部分は衰退し、動物の大部分はすでに姿を消し、歴史上存在したことを証明する無数の化石だけが残されていたことだろう。 北に生息していたジャイアントパンダはほとんど絶滅し、南に生息するパンダの範囲も一気に狭まり、パンダは歴史的な衰退期を迎えることになった。

「適者生存」という言葉は、当時としてはこれ以上ないほど適切な言葉であった。 古来、四川盆地は多くの生物種の避難場所であった。 第四紀大氷河期当時、秦嶺山脈以南の四川地域は山に囲まれ、複雑な地形であった。 また、東西に走る秦嶺山脈と大巴山脈は、南下する冷たい水の流れを遮断することに成功した。

その過程で、ジャイアントパンダはこの地で長い年月を過ごし、次第に亜熱帯の竹林の生活に適応していった。 パンダは次第に小さくなり、もともと肉に頼って生きていたのが、徐々に竹を食べる生活に変化していったのだ。 つまり、パンダが第四紀の氷河期を免れたのは、根本的にわが国の特殊な地理的環境に守られていたからであり、当時はここがパンダの生息に最も適した場所だったのだろう。

なぜパンダは中国に返還されるのか

  

1972年に日本に初めてやってきたカンカンとランランは日中国交正常化を記念して贈与されたパンダですが、現在日本にいるパンダは贈与ではなくすべて貸与なんです。そのため日本で生まれたパンダでも所有権は中国にあり、いずれは返還しなければなりません。